強迫神経症※家の鍵を閉めたか何度も確認する


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20代前半の頃に、DPEショップでアルバイトを始めました。
そこでは主にデジカメ写真のプリントやレジ接客をしていましたが、10月~1月までは喪中はがきと年賀状の時期で、その注文受付もしていました。
注文者の住所や名前をデータ入力してプリントしていくのですが、その時入力ミスしていると後々大変なクレームになります。
ですからチェックは絶対怠ってはいけないと集中して作業にあたっていました。

しかし元々の性格が気にしいな方だからか、入力ミスはないかと気にしすぎるあまりに、どんどん神経質になってしまったのです。
例えば家の鍵をちゃんと閉めたか4回も5回も確認してしまったり、人との何気ない会話でも「あの時無意識に失礼な事を口走っていなかったか」と気にして会話を反芻し眠れなくなる等、生活に支障が出てきました。
それまで何事もなく出来ていた事が、急に出来なくなってしまったのです。

その症状は2年半程続きましたが、とうとう家の窓は閉めたか鍵は閉めたかと何度も確認して2~3時間も経ってしまった時に「これは病院に行かなければいけないかもしれない」と思い、通院を始めました。
心療内科は週に1回通院しましたが、3回目の通院時に強迫神経症と診断されました。
薬がすぐに処方されるかと思いましたが、私の場合はまだ軽度なので薬に頼らない方がいいとの事で、精神療法のみとなりました。


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精神療法は、心療内科の先生と「どのような事が不安か、何故その事を不安に思うか、どうしたらその不安感はなくなるか」を一緒に考えました。
例えば家の鍵を閉めたか何度も確認するのは、もし閉め忘れていたら泥棒が入ってくるからと答えました。
鍵が閉まっているかはドアノブを回して手前に引けば、扉は開かないので閉まっていると確認できます。
まず確認するのは3回までとルールを決め、3回確認したら安全と思うようにして過ごしました。
それを2回、1回だけの確認で大丈夫と思えるようにゆっくりと確認の回数を減らしていったのです。
そして「もしもの時を考えて何度も確認するのはおかしな事じゃない、安全の為に必要。でも3回確認しても1回確認しても結果は同じ」と言われた事により、そんなもんなのかとスッと心が軽くなったのです。

その後は週1ペースで1年程通院しましたが、段々症状も軽くなり、今では普通に暮らせています。
どうしても不安になった時だけ心療内科へ行けばいいと思うと、気楽に過ごせるようになりました。
薬に頼らない方が、体も健康的に治せるのかもしれないと感じました。

(ミドリ・27才・大阪府)


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