医師を無視してフルタイムで働いたらうつ病再発、その後の「ドクハラ」


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私は10年ほど前から、うつ病で精神科に通っています。発症のきっかけは、仕事のストレスが主な原因です。最初は不眠の状態が続き、徐々に胃腸などにも影響が及び、最終的に通勤することが不可能になり、療養することになりました。
とはいうものの、最初は精神科という響き、言葉、そして自分がそこへ通わなければいけなくなったことにとても抵抗があり、まずは近所の個人総合クリニックで診察、処方をしてもらいました。しかし、自分がそんな重大な病気になるとは思っておらず、また、なりたくもなかったため、処方された薬もまともには飲まず、ストレス解消と称して友人と飲み歩いていました。今考えるととても怖いことですが、向精神薬や眠剤の初期投与の時期にお酒も飲んでいたのです。しかし、体から発せられる不調に耐えられず、ついに精神科に通うことになりました。
今まで行ったことのない診療科で、どこへ通ったらよいのかわからなかったのですが、まずは駅前に大きく名前を掲げているクリニックに行ってみました。とても緊張して、予約もなく飛び込んだのですが、最初はとても親切に対応してくださり、まずは問診票に状態を記入し、その後、恐らくカウンセラーの方だと思うのですが、話をする時間があり、それから医師との診察へと移っていきました。とても優しい先生で、よく話を聞いてくださり、「だいぶ重いうつ病だよ。どうしてもっと早く来なかったの」と言われた時には、なんというか、心身の力がふっと抜けていくような感覚になり、涙が出そうになりましたが、もう涙も出ないような状態でした。そこで点滴や飲み薬を処方してもらい、人生で初めての精神科への通院が、ひとまず終わりました。
しかしその後、医師のほうが体調を崩しているのか、自ら点滴を打ちながら診察されたり、医師が不在で、薬だけを処方しますと言われるなど、今の薬の状態でとても苦しいのに診察もせずに薬だけもらっても困りますし、電話で予約を取ろうとしても「予約はできません」と拒否されるなど、治療ができない状態になり、他の病院を探さなければいけないことになりました。この時はまだ退職はしておらず、仕事を続けてはいましたが、とても苦しく、休みがちでした。判断能力も落ちている中、フラフラと夕方に地元の医大の精神科にも予約なしで行ったこともありましたが、「予約も紹介もなく突然来られても困る」とここでも治療を拒否されました。今でこそ、大きい病院こそ予約をしてから診察を受けることや午前中のみの受付であるところが多いことなどを理解していますが、その当時は何もわからず、ただただ苦しいのを何とかしたくて、ただただ病院を探し回った記憶があります。個人病院でも同じように突然行っては、初診の人は拒否されることも多く、治療を始めるためにまずは病院に行かなくてはいけないのに、本当に苦労しました。
その後やっとたどり着いた小さな個人病院でやっと継続して治療を受けることができるようになり、その半年後にはなんとか仕事に復帰できるほどに回復することができました。しかし、医師が「フルタイムで働くのはまだ早い」という忠告を聞き入れず、フルタイムの仕事に就いたら、すぐに再発し、その後は最初に発症した時よりもひどい状態に陥り、小さな診療所の医師にはさじを投げられ、私にとってはいわゆる「ドクハラ」と言われるようなことをされるようになったため、転院することにしました。
転院したのは、地元の市立病院で入院設備も整っており、その病院は精神科の評判がずっといいところでしたので、医師が変わっても通院し続ける人がたくさんいました。その病院は私にも合っていたようで、特に今の主治医になってからはみるみるうちに状態がよくなり、診察を受けながら、作業療法(デイケアというところもあり)にも通い、それから仕事に就くための訓練先を紹介してもらって、徐々に働ける状態に体を慣らしていき、ついに本格的に仕事に就くことができるほど回復し、今の私がいます。
もし、これから精神科を受診しようとされている方は、まずは情報を集めることが大切です。自分がもし辛くてできないなら、周りの人に協力してもらってもいいと思います。そして予約をしてからいくこと。そうでないとまず拒否されることがほとんどです。後は、医師や病院との相性がとても重要な診療科だと思うので、自分が不快に思う病院だと感じたら、早めにほかの病院を探されることをお勧めします。主治医を変えることはとても大変なことだと思いますが、ずっと不快な思いをして通院するよりも、自分に合った病院を探したほうが早く回復することができると、私は思います。


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(裕子です・36才・岩手県)


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