精神状態が悪化、精神障碍者福祉手帳が発行された話


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私がうつ病(精神病)になったのは、今から10年程前です。当時忙しく仕事をこなしていましたが、会社の環境が合わなかったのか、段々と胸が苦しくなってきたのです。楽しかったはずの休みも何もする気が起きずただ、頭痛にも似た何か嫌な頭部の圧迫感を感じながら布団の中に入ってみたりもしました。その後、更に不眠症にも悩まされ、いたたまれなくなり心療内科へ。「うつ病ではないか」との診断でした。

それから、心療内科で薬をもらうようになり、薬を服薬しながら仕事へ。しかし、残念ながら薬を飲んだところで環境に急に適応できるはずもなく、症状は悪化していきました。ある日、突然倒れてしまい救急車へ。それをきっかけにさらに大きな病院へと転院することとなりました。「いつになったら、どこへ行ったらこれが終わるのか。」そんな、漠然とした不安が、更に私の精神状態を悪くしさらに悪化。ついに社会不適合と言われ、精神障碍者の手帳である「精神障碍者福祉手帳」が発行されました。

ただ、不安は尽きません。手帳が発行され、「体が悪い」と証明されても、それを受け入れてくれる人が、社会にはとても少ないからです。しかも私が公布された手帳は3級という、手帳の中のレベルでも一番軽い段階とされており、社会的なフォローも、上である2級や1級の方のようなものは受けられません。福祉に長けている業界でも、3級はあくまで、「ちょっと大変」程度の認識でしかないようです。


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ただ、良かったこともあります。「ちょっとした公共サービスが割引になる」というのはあくまでオマケなのですが、何より「私はすこし虚弱です」というのを堂々と言えるようになったことです。今までは、精神病が恥ずかしくて、距離を置かれてしまうのが嫌でひたすら隠してきました。ですが、手帳を発行されてから「少々体が弱いので」と、前もって伝えておくことで、以前よりも気楽に物事に挑戦できるようになりました。
私の闘病はまだまだ続いています。基本的に、この病気には「完治」はなく「寛解(ある程度良くなった)」というところまでしか治せないとされています。ただ、自分の許容範囲を設定し、知ることで、新しい生き方を見つけられたと思います。

今悩んでいる方、ぜひ、病院ではなくてもかまいません。セラピストでなくてもかまいません。近しい人に、信頼を置ける人に、打ち明けて支えていただいてはいかがでしょうか?
恥ずかしいですが、それが、症状を悪化させない一番の方法と考えます。

(たけ・34才・東京都)


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