女好きの上司


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所属する部署の責任者が女性好きで、かなりひいきをする人物でした。私の後ろに座っている女性に「いつも残業ご苦労様」と飴を添えて声をかけているのに、ほぼ毎日私も残業をしているのですが、全く労いの言葉はかけてくれません。責任者が「女性で飲んで」と買ってきた珈琲の存在を教えてもらえなかったり、新しい人が入ってきても紹介してもらえず、席替えがあった時、業務に障りがあったので変更の希望を出すと「決まった事に文句を言うのは大人げない」と言われましたが、他の女性が端に座りたいと言えばすぐさま変更する、などの差別を受けていました。何か私はいけないことをしたのだろうか、仕事のミスはしていないので原因が思い当りませんでした。ただ飲みに行ってないということだけです。手厚い対応を受けている女性たちは、責任者と飲みに行ったり、新しく入ってきた女性ばかりでした。


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いつの頃からか眠れなくなりました。毎日無駄話もせず働いているだけなのになぜ無視されなくてはいけないのか。日中はおしゃべり三昧で不要な残業をして荒稼ぎし、毎日ブランドの服やバックを持って我が物顔で過ごしている女性と、それを笑って見逃している責任者が憎くて仕方なくなりました。夜、布団に入って目を閉じると、その日の出来事が脳裏に浮かび消そうとしても消えず、涙が止まらくなり眠れなくなるのでした。そんな生活が2年ほど続きました。

ある日、無視されていることが悔しくて毎日眠れなくなってきていることが馬鹿らしいと気づきました。なんでこんなことでくたびれているのだろうと。私は何も悪い事はしていない、真面目に働いているだけです。他の社員や同僚は変わらず接してくれているのですから、私が責任者を無視すればいいのだと思い始めました。今までされてきた差別は絶対に忘れずに普通に挨拶するだけ、むしろ満面の笑みで毎日挨拶してやろうと思いました。すると、不思議に今までの暗い気持ちがなくなり、気分が軽くなりました。無理に忘れようとするから眠れないのだと分かったのです。今日も馬鹿らしかったなっと笑って過ごすのが一番だと思えるようになりました。

(coz.a・46才・神奈川県)


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