パワハラ、職場の経営不振により派遣切り


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パワハラ、当時の職場の経営不振により派遣切りが決定、祖父が末期ガンで入院と、今思い出してもびっくりする程悪い出来事が立て続けに起きたある朝突然、仕事に行くことができなくなりました。

契約期間満了を迎えずに派遣切りを通達されましたが、引き継ぎや残務処理等の為に2週間という時間が残っていたため、いつもと同じように出勤しようと準備をして玄関まで行った所で異変が起きました。手の震え、原因のよくわからないものすごく大きな不安感、ひどい吐き気、ひどい頭痛等の症状が出てその日はとりあえず休みをもらうことにしました。

会社に欠勤の連絡をすると不思議と体の不調は収まりましたが、「風邪でもひいたのかな。ゆっくり寝て明日には出社しよう。」そう思ってその日はゆっくり休みましたが、次の日になっても出社しようとするとまた同じ症状が現れました。そしてそれはどんどんひどくなっていきました。

初めのうちは欠勤の連絡をすると不調が治まっていたのですが、徐々に「また今日も具合が悪くて会社に行けそうにないな。連絡したらどう思われるかな。怒られたり文句を言われたりしたらどうしよう。私が行かないと引き継ぎできない仕事もあるのに、でも会社に行けない行きたくないどうしよう。」という気持ちになっていき、自分では連絡することができなくなりました。同居していた彼氏が代わりに会社に電話をしてくれて欠勤連絡はできたいたのですが、今度は「今日も会社を休んじゃったどうしよう。なんで私は会社に行かないんだろう。どうして行けないんだろう。」という風に悩むようになりました。

結局契約終了の2週間後まで一度も会社に行けないままでした。「私物だけでも取りにおいでよ。」と、中の良かった同僚から連絡はもらいましたが、とても顔を出しに行けないからと伝えて荷物は郵送してもらいました。

仕事に行かなくて良くなったその後もよく分からない不安は無くならず、普通に外出することもできなくなっていきました。スーパーに食材を買いに行くのですら大変だったのを覚えています。体調がいい感じがして買い物に行っても、人がたくさんいたり、店員に声をかけられたりしただけで全身が震えてしまい、ひどい吐き気に襲われてうずくまってしまったりもしました。

毎日ほとんど眠れず、ほとんど何も食べれず飲めず、ひどく短気にもなり、外出したり人と話すことができないという状態が続き、心配した彼氏が心療内科を調べてくれて「一緒に行ってみよう。」と言ってくれたのですが、「どうして病院なんて行かなくちゃいけないんだろう。病気なんかじゃないのに。頭がおかしいわけじゃないのに。」という風に感じてしまって最初のうちは断っていました。


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漠然と「どうしよう」という気持ちと「どうにかしなくちゃ」という気持ちと「どうしたらいいんだろう」という気持ちがグルグルと渦巻いているような感じで毎日を過ごしているうちに、どうしてそう思うようになったのかは分からないのですが「私がいるから悪いんだ。私なんて死んでしまってここからいなくなればみんな幸せになれるんだ。」という気持ちでいっぱいになっていきました。

気持ちにや体調に波があり、ひどい時は死ぬことばかり考えていましたが、まだ体調がいい時には「このままじゃだめだ」という気持ちになる事もあったので、「今のうちに病院に行かなくちゃまた行けなくなる」と思い、彼氏と共に心療内科を受診しました。

駐車場に車を停めてから車を降りるまでに2時間、そこから受け付けに行けるまでに1時間程かかったように思います。

「心療内科ってどんな治療をするんだろう。」と最初はとても不安でしたが、先生との会話が主な治療でした。「話をしただけで治るわけないのに。」そう思って怪しみながら、症状や今まであったこと等を話していくと「そうかそれは辛かったね大変だったね。大丈夫だよあなたは何も悪くないんだから。そんなに頑張らなくてもいいんだよ。大丈夫。」と何度も言いながら私の話を聞いていてくれました。何かが心の琴線に触れたようで、病院なのにもかかわらずボロボロ泣いてしまった事を覚えています。

うつ病の中の躁うつ病という症状と軽いパニック障害だと診断され、「頑張りすぎて疲れてしまっただけだから、今日からはしばらく頑張ることをやめよう。好きなことだけ考えて、好きなことだけしてゆっくり過ごしてみよう。」という言葉と、睡眠不足を補うための軽い睡眠薬、それから抗鬱剤を処方してもらって、週に1度しばらく通院することになりました。

2年ぐらい通院して、途中症状が悪化したり改善したりと行ったり来たりはしましたが、それから数年たった現在はほぼ元通りのような状態になったと思います。あまり人の多い場所に行くと今でも具合が悪くなってしまうこともありますが、少し休めば治まるので薬にも病院にも頼らず、普通に生活できています。処方された薬の副作用でぽっちゃり体型になってしまったのはちょっと残念ですが、その代わりに当時の苦しかった状態と比べるとそんなに気にすることでも無いのかなと思えるようになったのも進歩のような気がします。

当時彼氏だった相手は、うつ病だと知ってからも支えてくれて現在は夫となって一緒に暮らしています。もしあの時一人だったら病院に行くこともなく、どうなっていたのか分かりません。支えてくれる相手がいることはすごくありがたい事なのだと思いました。

どうせ無駄だと思わずに病院に行ってみることがとても大事だと思います。

(まるっと・34才・福島県)


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