自立支援法は一度申請が通れば、あとは一年に一回更新の事務手数料だけ

私が精神疾患にかかったのは、18歳の時でした。最初は電車に乗っているときに異常な不安感に襲われるという、パニック障害でしたが、私が発症した時は、まだパニック障害についてあまり知られていなかったので、不安神経症という診断名で心療内科を受診していました。その後、症状は一進一退を続け、やがてうつ病になってしまいました。

病院を変え、自宅近くのクリニックに通院することにしました。このクリニックでは、色々な種類の薬を大量に処方されました。それでも主治医の言うことを信じて服薬を続けるようにしましたが、状態は良くなるどころか余計にわるくなっていきました。この時飲んでいた薬は1日に30錠は超えていたと思います。それだけの薬を飲まなければいけないし、2週間に1回の診察代も苦しくなってきたので、そのクリニックに相談できるソーシャルワーカーがいたので相談したところ、自立支援法で医療費が補助されることを知りました。

その後、薬漬けの毎日を断ち切る為28歳のときに精神疾患専門の病因に3カ月間入院しました。入院の費用は、自立支援法ほ医療費補助対象外のため、何とか高額医療補助制度でまかないました。退院後は、その入院していた時の主治医と信頼関係を築くことができたので、引き続きその病院に今でも通院しています。診察代と薬代が全額補助されるので非常に助かっています。

自立支援法の申し込み手続きですが、精神疾患を診てくれる病院なら相談したら手続きについて教えてくれると思います。最初は書類を書いたり、主治医の意見書のようなものが必要なため時間はかかりますが、一度申請が通れば、あとは一年に一回更新の事務手数料がかかるぐらいです。そんなに高くはありません。普通に3割負担で診てもらった時の1回の診察代と薬代ぐらいしかかかりません。それで一年間医療費補助を受けられるのだから、可能であれば是非自立支援法の手続きをする方が良いと思います。

精神疾患との闘いは、非常に長いものになると思います。風邪や怪我を治療するようにはいきません。そうした長期戦も見据えて是非医療費補助制度を申請することを経験者としてお勧めしたいと思います。

(ryu・37才・大阪府)

自立支援医療はハローワークもバックアップしてくれます

自分自身が精神的に病む事など、全くの想定外でした。

でも、気付かぬうちに無理に無理を重ね、忍耐・我慢をし、仕事を続けていました。

少しの時間立ち止まり、自らを振り返り、休息をとる選択をしなかったこと、悔やんでいます。

日々忙殺されていた為、自らの異変に気付いたのは、割と遅かったと思います。

思います、と言う漠然とした表現は、その頃の記憶がとても薄いのです。

その位、追い詰められていたのではないかと、今は振り返ってそう思います。

病院に行くきっかけは、健康診断とメンタルチェック、産業医面談での医師の意見でした。

自宅に帰っても、常に仕事が気に掛かり安らげない、休日も仕事のプランニング、体は疲れているはずなのに眠れないなど。

体調に異変があると、何とか治癒するように自ら努めますが、どう努めてよいのか分かりませんでした。

とりわけ頭痛がひどく鎮痛剤も目立った効果が見られず、脳神経外科・精神科に初診で診察に行きました。

投薬治療をメインに、しばらく通院しました。数ヶ月経過して、診察での私の様子よりうつ病だと診断されました。

診断を聞いた時、もう私は自力で決断できる判断力もなく、ただただ泣いてばかりで混乱していました。

会社の休職制度を利用し、3ヶ月休暇をとったのち、退職を決断しました。

復職して、以前と同様のパフォーマンスを発揮できると思えなかったからです。

退職して無気力な状態が続き、食事を始め何もかもに興味を感じなくなりました。

医師はそんな私を見て、長期かかると判断したのでしょう。自立支援医療の手続きを勧めてくれました。

保健福祉センターに行き、診断書を添えて申請し、受給者証が郵送されてきました。

特定の病院の診療代と調剤薬局での投薬代が、三割→一割負担になるものです。

この受給者証の手続きをした事、医師が早々に判断し勧めてくれた事は、ありがたいと思っています。

時がたち、ハローワークで就職活動を始めました。フルタイムではなく、パートタイムで探しました。

ブランクがある事から、ハローワークで行われている、ビジネスマナー講習・PC講習など無料で受講しました。

一番伝えたい事は、「心が悲鳴をあげてからでは遅い」のです。悲鳴をあげる前に、少し立ち止まって思い切って休みましょう。

自立支援医療は、本当にありがたい制度です。ハローワークもバックアップしてくれます。

周囲に相談して、心の声を聞いてもらいましょう。何よりも、自らを大切にできるのは、あなたしかいません。

勇気を持って、全速力でダッシュする日々から、スキップして穏やかに過ごす日々にしてみませんか。

(エミオ・40才・福岡県)

自立支援医療制度の申請手続きは簡単!でも、医療症が届くまで3か月ほどかかった

私がうつ症状を発症したのは、3年ほど前のことになります。職場のこと、近所つきあいのこと、子供の保護者同士のつきあいのこと、単身赴任が終わり帰ってきた夫とのことなど複雑な感情のもつれが原因だと思われますが、結局いまだに何が原因なのかはわかっておりません。発症してから通院を始め、服薬しながら仕事を続けておりましたが、昨年の暮れにどうしても朝、職場に行くことができずその日母につきそわれて病院へ行き、そのまま休職することになってしまいました。

自立支援医療制度に関しては、母が調べて教えてくれました。病院に行った足でそのまま市役所へ行き、障害福祉課にて手続きをしました。申請手続きに関しては簡単に終わったのですが、その後、実際に医療証が届くまでに3ヶ月程かかりました。それまで私の場合は通っていたのが大きな病院だったため会計を保留にしていただき支払を待ってもらえましたが、個人経営の医院など余裕のないところでは一旦全額自費で支払わなければならない場合もあるそうです。10割負担になりますので相当な金額です。

医療証は通院している病院に届きます。そのままその病院で保管され、薬が必要な場合は処方箋に保険番号が印字されます。最初、私は職場の健康保険組合の保険証だったので1割負担でした。ですが、その後、結局仕事を退職することになり国民保険に切り替えたら0割負担になりました。ただ、国民保険に切替えたときにもまた市役所での手続きが必要でした。

(Y・女・大阪府)

自治体によっては、病院や薬局に支払う代金がゼロ!自立支援医療制度

過去に自立支援医療とリワーク支援を受けていました。発達障害を由来とするうつ状態、社会復帰が目的でした。私の場合、発達障害によるコミュニケーション問題により、うつ状態を発症していました。それがはっきりと現れたのは社会人1年目です。よりにもよって接客業を選んでしまった私は、お客様とのコミュニケーションが大きな壁となり会社にも行けなくなりました。その後は毎日部屋に閉じこもり、気力もなにもない日々。精神科を受診していましたが、先の見えない日々と無駄に増える薬代や医療費に絶望感を抱いていました。

そんなとき、先生から進められたのが自立支援の申請とリワーク支援への参加でした。自立支援を受けることで、登録した病院の診察費と薬代が1割負担となります。また、同じ病院内のリワーク使用料も1割負担で利用できるということでした。最初、自立支援を申請したりリワークを利用することは、自分が社会不適合者だということを認めること、と思って拒否していました。今では、精神障害を抱えているからといって、社会不適合者ではないと理解できますが、当時の私にはそれをすぐに理解できるほどの余裕はなかったんです。

しかし医療費の面だけでも楽になりたいと思い、勇気を出して申請をお願いしました。自立支援医療制度の内容は自治体によって少しずつ異なります。私の住む自治体は医療費が1割になるどころか、すべて自治体の負担になるということでした。つまり、私が病院や薬局に支払う代金はゼロということです。(ただし、当時利用していた漢方など一部除外もありました)このことは、精神的にだいぶ楽になりました。

リワークに関しては、さまざまな人がそれぞれ目的を持ってやってきます。職場に復帰できるようなプログラムを受ける人、まずは基本的な生活習慣を身につける人、人との関わりを勉強する人、本当にさまざまです。私が通所していたところでは、午前中は各々の課題の時間、午後は全体共通のプログラムの時間という流れが基本でした。私の場合は、最初は家の外の出ることが目的だったので施設では何をするわけでもなく、本を読んだり手芸をしたりすることが多かったと思います。共通プログラムは先生を招いて講義を受けたり、イベントがあればその準備をしたり、外へ出かけたり、いろいろです。強制参加ではないので、人と接することが苦手ない人は別室で休憩していたりすることもありました。

施設での生活に慣れてきてからは、人とのコミュニケーションも重きを置き、心理士の先生や同じ障害を抱えている利用者と課題を話し合ったりすることが増えました。悩んでいることに、すぐ相談にのってもらえることは本当にありがたいことでしたね。仕事が決まり卒業する利用者を見るたび、羨ましい気持ちと私もがんばろうという気持ちと、刺激を受けることもありました。

約2年ほど通所しましたが、無事仕事もみつかり少しずつ社会復帰もできました。今では自立支援医療制度やリワークを利用してよかったと思っています。

(K・女・群馬県)

障害者自立支援医療費の受給で、月に4560円かかっていたものが1割負担の1520円に!

僕は結婚を機に今まで母と二人暮らししていたところから車で2時間の所に引っ越してきたのですが結婚を機に母からの度重なる同居の要望と時には真夜中の電話、そうしているところへスピード違反による一発免停が重なってうつ症状にかかってしまいました。何もやる気が起こらず何も興味がわかず感情も無くなり仕事では何かを決めないといけないことが出来ないようになりました。

これではいけないと思い近くの心療内科を探しましたが心療内科は新患は2か月待ちという事で精神病院を受診しました。精神病院ではありましたが自分がイメージしていたような暗い感じは全くありませんでした。病院ではドクターより僕の家族構成や今の悩みと症状をいろいろと聞かれました。そして薬物療法をしますと言われサインバルタカプセルというお薬をもらいました。

薬物療法を始めましてから2か月くらい経ったときです。病院の受付の方より自立支援医療費の話で正確には障害者自立支援医療費(精神通院)と言うらしいのですがこれをしてみませんかとのことでした。この制度を受けるにはまず病院の方で確か証明書を何千円か払ってもらわなければなりません。そしてこの証明書を各自治体(僕の場合は区役所)に持っていって申請しないといけません。そしてこの申請が通りますと数日後に障害者自立支援医療費受給者証(精神通院)となるものが病院に届くという流れになっています。僕はこの制度を受給者証が病院に届いてから利用できましたが今まで薬代も合わせて月に4560円かかっていたものが1割負担の1520円になりました。これは負担額が減ってすごい楽です。そしてこれには1月の支払いの上限がありました。僕の場合は1万円でこれを超えた分はそれ以上は払わなくていいと言われました。その人の収入によってはもっと上限額が低い場合があるそうです。この制度を利用してからはあまりお金のことを気にしないことができました。

(K・40代・男)